
2010年01月12日
通し稽古2
今日は昭和最後の年に生まれた人たちの成人の日
だそうですね。来年以降は平成生まれの成人になる
らしいです。創造館でも晴れ着姿の若者がたくさん
集われたことでしょう。
インドでは紀元千2世紀あたりから「四住期」という
考え方があり、学生期、家住期、林住期、遊住期と
人生を4つの時期に区切りをつけ、それぞれの
生き方を示唆すると、五木寛之氏の「林住期」に
書かれています。成人の日を迎えられた方々は
青春真っ只中と思われているでしょうけれど、
インド的には、そろそろ青春は終りで、「家住期」
という社会人の時期であり、就職し、結婚し、
家庭をつくり、子どもを育てる時期に入るわけです。
お酒とタバコが解禁する代わりに、やはり大人として
自覚をもって生きる時期になります。そういう私も
あの頃は、ロクなことを考えておらず、遊び呆けて
おりました。人に迷惑をかけないとか、基本のライン
さえ守れば、謳歌できるうちは、謳歌すべきと思います。
かけがえのない人生は後戻り出来ません。与えられた
人生使い尽くそう♪ではありませんか?
昨日行われました通し稽古の続きとして第2幕に入りましょう。
幕開けに料理の小鉄人パロディー版が登場!高台からバシッ
と決めます!
l料理バトルのシーン 料理教室の上園先生とアシスタントの
青木さんです。このお2人のコンビはなんとも言えないんですよ!
美しく、知的で、なんとなく怖い上園先生のお芝居は艶かしい
オーラがあとを引きます。コミカルな青木さんの役作りにも
ご注目下さい!
お食事会の企画から、子どもたちを招いて、何かパフォーマンス
をし、もてなそうではないかという提案に、それぞれの反応は・・・
公民館の中村主任のキャラがとても個性的でチャーミングです。
ダンシングハンバーグ!子どもたちの大好きなハンバーグ
に物凄いパフォーマンスが繰り広げられます。
会場全体を包み込むように、鮮やかなフラッグダンスが華を添えます。
手作りパ-カッションの迫力あるリズムが会場全体を包み
DANCING! DANCING! DANCING! ハンバーグ♪
サンバのリズムにのり、テンションはMAXに!
ダンシングハンバーグの熱いパフォーマンスが幕を閉じます。
パフォーマンスの成功を体一杯で喜ぶ鉄人たち。ヤッタァ!
オレは燃えカスなんかじゃない!達成感の快感に酔いしれる4人。
さて最後のフィナーレはお楽しみでとっておきましょう。
写真からもおわかりのように、大人の方々のお芝居が素晴らしく
短期間の間に相当、お芝居を探求されたのではないでしょうか?
一昨年の「湖の約束」はファンタジー系で、日常から離脱した
別世界の美しさに惹かれましたが、今回の作品は全く違うところの
スイッチが入ります。リアリティーに富んだ人間臭い内容なだけに
真に迫る演技が要求され、出演者の方々は豊かな経験とありったけの
想像力を駆使し、体一杯に表現されているように思います。
「学生期」「家住期」を過ぎ、「林住期」に突入したお話の男たちと
ほぼ同時期を生きるキャストの皆さん。体力、知力の既成枠組みを
取り外して、新たな可能性と手ごたえを感じていらっしゃるのでは
ないでしょうか?まさに人生の黄金期、クライマックスは
これからだよとお話とともに、キャストの皆さんの努力と汗から
伝わって来ます。
多くの皆さんにとって、励みになるにちがいありません。
心を動かされることは、ほんとに気持ちいいです。
自分も何かしてみようという、インスピレーションの連鎖につながります。
最後の写真のように、キャスト及びスタッフの皆さんがガッツポーズ
で、抱き合えるように、もうひと踏ん張りです。
最後に、オバマ大統領のお言葉でもお借りして締めくくりましょう。
YES, WE CAN !!!
BY みぴママ